フォード財団の資産運用について
フォード財団 (Ford Foundation) |
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総資産に占める投資の比率 (2005年) |
95.8% |
投資に占める債券、国債等の比率 |
31.6% |
上場株式(米国、海外)の比率 |
59.0% |
プライベート・エクイティの比率 |
9.4% |
ヘンリー・フォードの一族とフォード・モーターの関係者により1936年に設立され、当初はフォード・モーターとの深いかかわりを保っていたフォード財団ですが、1976年にヘンリー・フォード2世が受託者を辞任してからは、フォード社及びその一族とのかかわりはほとんどなくなったと言われています。フォード・モーターの株式も1950年代から1970年代にかけて売却しているとのことです。
同財団の投資目標は、税制上の要請である資産の最低5パーセントの拠出を上回るインフレ調整後のリターンを上げることですが、2005年までの10年間の年平均のリターンが11.0パーセントということですから、その目標はおおむね達成されています。
資産配分を見る限り、他の財団に比べて、運用はむしろ保守的であり、米国株式と米国債を中心に運用されているようです(両者をあわせると投資総額のおよそ60パーセント)。しかし、アメリカの巨大財団としては比較的保守的とはいっても、プライベート・エクイティ投資が約1割を占めていることに注目すべきでしょう。
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